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2021/02/09

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開幕戦へ! グリーンロケッツ戦士の決意表明 第3回 SH中嶋大希×SOアレックス・グッド 「僕とダイキがコンビを組めば、素晴らしいラグビーをお見せできます!」

昨年からの新型コロナウィルス感染拡大の影響で、前代未聞のプレシーズンを過ごしてきたグリーンロケッツ戦士たちが、いよいよ2月20日から始まるトップリーグ最後のシーズンに挑む。
コロナ禍のなかで選手たちはピッチに立つ日を夢見ながら、何を思い、どう過ごしてきたのか。
決意表明の第3回は、今季のゲームを組み立てる2人の直球対談です!


――アレックス・グッド選手はイングランド代表21キャップを持ち、18―19年度は、サラセンズでヨーロピアンラグビー・チャンピオンズリーグに優勝。そこでMVPに選ばれています。今回、来日したのは、どういう経緯からですか。
 

 
アレックス・グッド(以下グッディ) 日本に来たのは、いろいろな楽しみがあったからです。
 まず、僕自身が、サラセンズというイングランドのクラブでずっとプレーしていたので、生活の変化を求めていた。そういうときに日本でプレーする話があって、もともと日本の文化にも興味を持っていたし、15年、19年とワールドカップ(W杯)で2大会続けて好成績を残したことも、日本に行きたいと思う要因になりました。チャレンジしたいと考えていたところにチャンスが巡ってきたので、それをつかんだ――という感じです。
 日本でプレーした友人たちに聞いても、トップリーグはスキルフルでテンポが速く、僕に向いているのではないか、とアドバイスされました。そういう意味でも、興味が持てるだけではなく、僕自身がプレーする上で楽しめる。今は開幕が待ち遠しいです。
 僕は、ラグビーを長くプレーしているので、その間に培ったラグビーという競技に対する知識や経験があります。だから、ピッチの上でチームメイトを意図した通りに動かして、どこにスペースを作って良いランナーにボールを持たせるのか。そういったゲームの動かし方で、チームに貢献できると思っています。

――中嶋選手は、グッド選手と今季はコンビを組みますが、どういう選手だと見ていますか。

中嶋 グッディは、僕が評価するまでもない素晴らしい選手です。
 合流してからは、チームに馴染むのも早く、雰囲気を変えてくれるムードメイカー的存在でもあります。プレーの面ではさまざまなオプションを持っている選手で、チームのアタックの幅が広がった。完成度が高くなってきたと思います。

――今季は、亀井亮依キャプテンといっしょに「共同キャプテン」に就任しました。

中嶋 昨季も僕は4人いたリーダー陣の1人だったのですが、自分のプレーにフォーカスすることが多くて、周りにまで目を配れなかった。今は、共同キャプテンになったことで、チームがどういう方向を向かなければならないか、何を武器に戦わなければならないのか、といったことを、オフ・ザ・ピッチでもオン・ザ・ピッチでもよく考えるようになりました。
 今季は、準備の段階からプレーヤーズ・ミーティングを多く開いて、選手たちが今思っていることや、さまざまな意見を聞く場面が増えました。なるべく全員の意見を聞いて、全員で戦おうと。「NEC PRIDE」というスローガンも全員で作って、「フィジカル」「プレッシャー」「ハードワーク」という3つの柱をメインに戦います。その点では、全員が、浅野良太ヘッドコーチが言う「セイム・ページ」を見て、ラグビーに取り組んでいると言えるでしょうね。



――さて、グリーンロケッツは、コロナ禍で打ち切られた昨季のトップリーグでは1勝もできなかった。今季はその雪辱に挑むわけですが、昨季とはどこが違うのでしょうか。

グッディ 昨季の試合は映像で見ましたが、6敗したとはいえ、内容はすべて競ったものでした。ほんの少しのところで勝利を逃している。つまり、勝負所でトドメを刺せていない印象を持ちました。
 ラグビーは、相手に継続的に圧力をかけることが求められる競技です。
 だから今季は、僕が司令塔としてゲームを動かし、組織的なラグビーでボールを継続して、自分たちのペースで試合を進めたい。今のチームには能力の高い選手もいるし、2人のキャプテンもしっかりしたリーダーです。彼らの能力を引き出せるようにゲームを組み立てていけば、チームは勝てると思います。



中嶋 昨季は、プレーの面ではグッディが言ったように勝負所でトドメを刺せず、それで勝てなかったのですが、それよりも、みんなの考えがバラバラで、「セイム・ページ」を見ていなかったようなところがありました。それが、勝てなかった最大の原因だと思います。
 今季は、僕自身の役割では、グッディとしっかりコミュニケーションをとって、9番と10番が同じマインドでプレーをすることが、特に大切になるでしょう。
 ただ、なるべく英語でコミュニケーションをとろうとはしていますが、僕の英語スキルがまだ低いので(笑)、練習中は通訳の大崎(琢也)さんに入ってもらっています。まあ、使う英単語はすべてラグビー用語なので英語でもだいたいはわかりますが、それでもわからないときに、タクさんに入ってもらう感じですね。
 これまで何試合かプレシーズンマッチをこなした感触では、判断をどうするかという部分も含めて、コミュニケーションは取れています。お互いの判断がズレることがあまりないので、困ることはないですね。

グッディ ダイキの英語はとてもいいよ、心配ない(笑)。
 僕は、一番大切なコミュニケーションは、トレーニングを終えたあとの話し合いだと思っています。そこで、どういう言い方をすればダイキにストレートに早く伝わるか、ダイキがどういう言葉をかけて欲しいと考えているのか、といったことを話し合っています。そうやってお互いにしっかり理解を深めたい。あとは、1つひとつの試合をどう戦うかといったゲームの理解を共通にしたい。これも、トレーニングのあとの大切な話題です。
 そういうプロセスを経て、お互いに理解できる言葉を絞り込めば、試合中のゲームが動いている状況でも十分にコミュニケートできる。言葉を短くわかりやすく伝えれば、ダイキにとっても自分らしいプレーをやりやすくなるでしょうし、僕自身も、自分らしいプレーをできるようになるでしょう。大切なのは、試合に向けた準備のなかで、お互いにアイディアを出し合って、共通のイメージを確立することです。そうすれば、「ブラインド(狭いサイドを攻めろ)」「オープン(広いサイドを攻めろ)」「ナウ(今、パスを放れ)」といった短い言葉だけで、スムースに意志を伝達できます。
 でも、それ以上に大切なのが、大きな声で相手に聞こえるように意志を伝えること。僕の声が聞こえたら、すぐに反応できるようにすればやりやすいのではないのかな。

※ジェスチャーを入れて練習の様子を話すグッディ選手


中嶋 最近では、グッディの姿を確認しなくても、だいたいどの辺にポジショニングしているのか、わかるようになりました。もう見なくてもパスを放れるくらい(笑)。
 僕自身も、グッディが入ったおかげで、とてもプレーをやりやすくなりました。でも、だからこそ、単純にグッディにボールを渡すだけの“パスマシーン”にはなりたくない。そうではなく、自分の周りのスペースも見ながら、どこをどう攻めるのか、正確な判断を下していきたい。
 今はそれができつつあるし、プレーしていて楽しいですね。
 自分の持ち味を十分に出せそうだし、グッディも、僕の強みや周りのチームメイトの強みを理解してゲームを進めていくので、みんなの持ち味がいい形で出るように思います。

※英語を褒められて苦笑いする中嶋選手


――2人のコンビで、今季はどういうラグビーが見られそうですか。

グッディ ボールがよく動く、テンポの速いラグビーをお見せしたいですね。
 そのためにも、FWがセットプレーで頑張る。ディフェンスでしっかりとピンチを防ぐ。正確なキック。いいスピード――といった、ゲームの基本的な部分を大切にすることが必要になります。
 ファンにとって魅力的なチームは、やはり勝つチーム。そのためにも、そうした土台をしっかり築いて、素晴らしいトライが生まれるようなゲームをする。僕とダイキがコンビを組むことで、今季はそういうラグビーをお見せできると思いますよ。
 
中嶋 グッディが入ったことで、組織的に戦うことが、今までよりも上手くできるようになりました。
 僕自身も、キックの精度やパスの正確性といった自分に求められるスキルを磨いて、迷いのないラグビーをやりたい。
 アタックでも、ディフェンスでも、迷うことなく練習してきたものを相手にぶつける――そこが、昨季との大きな違いになるでしょう。そして、それが勝利につながり、チーム目標のトップ4につながっていくと思います。

――今季は、コロナ禍でトップリーグの開幕が延期されました。その影響は?

中嶋 本音で言えば、当初の日程通りにトップリーグが開幕して欲しかったのですが、延期となったことで準備期間が1か月増えた。対戦相手は、パナソニックワイルドナイツから神戸製鋼コベルコスティーラーズに変わりましたが、練習する時間が増えたことはシンプルに喜びたい。より精度の高いチームができるのでは、とポジティブにとらえています。
 延期の決定が下ってから、新しい日程が決まるまでの間は、チームメイトにも「どうなるんだろう」という動揺がありましたが、そこをあまり気にしてもしょうがないので、その間は自分にできることにしっかりフォーカスするようにしていました。

グッディ 延期は、コロナ禍を考えると仕方がないことだと考えていました。今は、世界中で死者が増えています。それを考えると、選手だけではなく、スタッフ、家族、そして国民全体の健康と安全を考えて延期した判断は正しかったと思います。
 もちろん戸惑いもありましたが、今は開幕の日程も決まったので、そこで良いスタートが切れるようにフォーカスしたい――そう考えています。

※グリーンロケッツ試合日程


――最後に、今季のチーム目標である「トップ4」。ズバリ、実現できそうですか?

中嶋 今季はこれまで、みんながプライドを持ってラグビーに取り組んでいるので、目標を達成する可能性は大いにあると思います。パーセンテージまではわかりませんが(笑)。
 チームとしてどういうラグビーをするのか、そのためにどんな準備をするのかが明確になったので、メンタル面でもみんなが自信を持っていますし、可能性を感じています。

グッディ 僕も可能性はあると思います。というか、可能性がなければ、そもそも僕たちはここにいない。可能性を感じているからこそ、今、準備に取り組んでいるのです。
 トップ4を目指すには、全員がしっかりと身体のケアをして、ケガすることなく、コーチングされたこと、自分たちで話し合って決めたことを、グラウンドでしっかり出すことが重要です。そして、まず開幕戦で手応えをつかんで、良い流れに乗ることが大切でしょうね。
 僕は、ゲームをオーガナイズするSOというポジションなので、まずはしっかりとチャンスを生み出して、周りの選手たちがいいトライをできるようにゲームを組み立てたい。そのためにも、バックスの選手たちやFW第3列の選手たちが走り込めるようなスペースを作り出そうと考えています。もちろん、自分自身でも1対1のチャンスがあれば走るし、スキルの面ではキックのバリエーションにも注目してもらいたいですね。

※デビュー戦となった釜石戦(2020/11/28)では早速トライも記録


中嶋 僕も、まずは周りの選手をしっかり活かせるようにプレーしたいですね。グッディを活かすことはもちろん、FWの選手もどんどん活かしたい。そのために正確なパス供給をするのが、僕の仕事です。
 もちろん、ちょっと強引かなと思われるくらい、強気なプレーでチャンスメイクするところもお見せしたいし、それが僕に期待されている役割だと思っています。だから、ファンのみなさんには、そういうプレーも見てもらいたいですね。基本の仕事はいいパスをみんなに供給することですが、ときには自分の持ち味を出して、それがチームにプラスになれば、もっと良いと思います。

――ありがとうございました!
(取材・文:永田洋光)


 

 


 
 

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ヤマハ発動機ジュビロ

NECグリーンロケッツ

ヤマハ

31 19 - 26 59
12 33
T G PG DG   T G PG DG
3 2 0 0 3 2 0 0
2 1 0 0 5 4 0 0
5 3 0 0 8 6 0 0

2021/03/06 12:00

東京・秩父宮ラグビー場

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