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2021/02/04

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開幕戦へ!グリーンロケッツ戦士の決意表明 第2回  PR瀧澤直 「すごく難しく、かつて経験したことがなかった1年間。今は開幕に向けてフォーカスしています!」

昨年からの新型コロナウィルス感染拡大の影響で、前代未聞のプレシーズンを過ごしてきたグリーンロケッツ戦士たちが、いよいよ2月20日から始まるトップリーグ最後のシーズンに挑む。
コロナ禍のなかで選手たちはピッチに立つ日を夢見ながら、何を思い、どう過ごしてきたのか。
決意表明の第2回は瀧澤直選手。
長くキャプテンを務めたベテランが、コロナ禍を経て開幕に向かう今の決意を語ります!



――コロナ禍で異例ずくめのシーズンが続いています。昨年2月にトップリーグが中断し、4月に最初の緊急事態宣言が出ましたが、この間、どのように過ごしていましたか。

瀧澤(以下同) まだ現在進行形ですが、すごく難しく、かつて経験したことがなかった1年でした。
 新型コロナウィルスについて、僕たちにコントロールできることは感染予防をするくらいで、それほど多くありません。いくら予防を徹底しても感染するリスクはありますし、防ぎようがない部分もあります。
 ラグビーの選手としては、練習をやりたい気持ちや、焦りもありましたが、やはり命を守ること、安全が大切であると考えていました。トレーニングも、安全に行なうことを心がけています。難しい環境でしたが、新しい取り組みをして刺激を受けた部分もあります。個人的には、状況に適応することを楽しみながら過ごした1年でしたね。

※リモート取材中の瀧澤選手
※画像をクリックしてプロフィールをご覧頂けます


――スクラムやモールは「3密」の象徴みたいなプレーで、なかなか練習しづらい部分があったのではないですか。

 スクラムを組む姿勢を保つことなど、個人で鍛えられる部分はやっていましたが、それよりも自分のフィジカルを鍛える――つまり、筋トレのような基礎的なトレーニングに立ち返るべき時間と、とらえていました。基礎的な部分を個人で鍛えていれば、それが強化につながるし、実際にスクラムやモールを組めるようになったときに、ベーシックなトレーニングに時間を割かなくて済む。グラウンドで練習ができるようになったときには、その分、スクラムやモールに集中できます。コロナ禍以前は、筋トレと、スクラムやモールの練習を並行していましたからね。

――今季の開幕戦が延期になったことについてはどう思いましたか。

 仕方がないことだと思っていました。残念ながら我々も陽性者を出しましたが、その点は反省しないといけないと思います。他のチームでも陽性者が出たわけですが、原因が油断だったのか、ラグビーという競技の特性なのかはわかりません。そのなかで延期という判断が下ったことには、すごく納得感がありました。緊急事態宣言が出た直後というタイミングもありましたし、開幕を強行するより、いったん延期して大会の平等性などを考慮した、と受け止めていました。

※グリーンロケッツ試合日程


――コンディショニングやモチベーションの維持という面ではどうでしたか。

 確かに難しい面はありました。開幕の数日前に延期が決まるような事態は経験したことがなかったですからね。ただ、2月20日に改めて開幕と早い段階で決まりましたし、そうなった以上はその日に向けてもう一度やり直すだけなので、まさにリスタートという感じでした。そこにコンディションを合わせるのが、僕たちの仕事ですからね。

――このコロナ禍で、個人的に気をつけていたことはありますか。

 感染予防に関しては、常にマスクを着けることを心がけていました。今は、外にいるときにマスクをしていないと違和感があるくらいマスクに慣れましたが、1年前にはまったく想像もしていなかった。それが驚きというか、大きな変化ですね。あとは、手洗い、うがいの習慣も、今は当たり前のようになりました。以前は、それほど熱心にやっていなかったのですが(笑)。
 家にいる時間が長くなると消費カロリーが少なくなるので、食事の面ではカロリーを抑えなければならない時期がありました。特に、最初の緊急事態宣言が出た去年の4月頃は、トレーニングができないだけではなく、外にも出られない日々が続きましたから、食事には気をつけました。
家では、チューブというゴムバンドを使ってのトレーニングとか、軽いダンベルを持って腹筋や腕立て伏せをやっていましたが……。真夏に、家のなかで裸になって汗をかきながらトレーニングしたことは、今でもよく覚えていますね。

※写真は昨年のものです


――その時期に、昨季、勝てなかったことを振り返るような機会がありましたか。

 う~ん……シーズンが中断になったのは仕方がないことでしたし、そのとき僕らにできたことは「来季こそ」と雪辱を誓うことくらいでした。しかし、「来季」がいつになるのかわからなかったし、トップリーグが開催されるかどうかもわからなかったので、その間は悔しさを晴らすことができなかった。だから、昨季を振り返って何かを考えるよりも、悔しさを抱えたまま悶々として、現在に至っているような感じです。昨季の問題点を振り返ったり、反省したりする機会はもちろんありましたが、反省しても結果が変わるわけではないので、次のシーズンのことしか考えられなかった。まさにこれから始まるシーズンをどう戦うか、そこにフォーカスしていましたね。

――今季については、どう戦って結果を残そうと考えていますか。

 昨季は6敗したからアタックのシステムを全面的に変えよう、というような動きは、チームのなかにまったくありません。むしろ、精度を高めよう、意識を変えようといった方向に進んでいます。それがチームとしての変化です。
 スローガンに「誇り=プライド」という言葉を使っていますが、やることを大きく変えるのではなく、精度を上げて戦えば、今季が良いシーズンになる――そう信じて、今は取り組んでいます。
 もちろん、細かい修正点やマイナーチェンジした部分はありますが、今のラグビーでは、チームのシステムそのものに大きな間違いというのは、もうほとんどないんですよ。だから、問題は、どこまでそれを信じて高い精度で実行できるか、だと思います。

――今季がトップリーグのラストシーズンで、来季は新しいリーグがスタートすることになります。そのことに、何か特別な思いはありますか。

 あまりピンときていないのですよ、トップリーグの最後のシーズン、ということが。これは良いことではないのかもしれませんが(笑)。
 新しいリーグ(※注)といっても、これまでにまったく対戦したことがなかったチームが加わるわけではないし、個人的には、そこまで今季が区切りということは感じていません。それよりも、今季をどう戦うか――それこそ今季がトップリーグ最後のシーズンならば、良い結果を残して締めくくりたい――そういう気持ちが強いです。昨季の結果がどうの、とか、来季がどうの、とかではなく、とにかく今季を良いシーズンにしたい。今はそれだけを考えています。

(※注)
現トップリーグは2022年シーズンより『高質で均衡した試合の醸成』『事業化』『更なる発展』を目的とし、新たなリーグに生まれ変わる。
※参考資料=日本ラグビーフットボール協会公式HP


――そのなかで、開幕前に手応えを感じているところはありますか。

 スクラムやモールに関しては、良い状態に仕上がっていると思います。練習が始まってから少しずつ積み重ねてきたものが、プレシーズンマッチでは成果として出ていたので、それが手応えを感じている部分ですね。
 僕たちは、昨季2月にシーズンが中断してから4月に緊急事態宣言が出るまでの期間も、練習を続けていました。それからしばらくは練習ができなかったのですが、10月にグラウンドでの練習を再開してから12月にプレシーズンマッチを戦うまで、コツコツと積み上げることができた。それが手応えにつながっています。

昨年12月12日にはホーム・柏の葉公園総合競技場でキヤノンイーグルスと対戦


――瀧澤選手は、そろそろベテランの域に入ってきましたが、今回のコロナ禍で、たとえば持久力やスタミナが落ちて、少し練習がしんどくなった、みたいな変化はありましたか。

 若い頃のことをあまり覚えていないので比較はできませんが、毎年練習内容が変わってトレーニングのレベルが上がり、トップリーグ自体もレベルがどんどん高くなっています。だから、肉体的にシンドイのが、トレーニングやラグビーの質が上がったからそう感じるのか、それとも自分がベテランになったからそう感じるのか――よくわからないんですよ(笑)。
 そこにコロナ禍という要因が加わって、確かに初めての経験もしましたが、生物学的にはまだまだ大丈夫らしいので、そういうサイエンスを信じて、言い訳せずに頑張ろうと思っています。

――精神的にリフレッシュしたり、リラックスするために心がけていることはありますか。

 特に意識はしませんでしたが、自分が過ごしたいように過ごす。あまり無理をしないということは、心がけた方が良いのだろうな、とは考えています。たとえば、食事も、我慢は適度にするけれども好きなものを食べるとか、我慢をし過ぎないようなことですね。

――マスク、手洗い、うがいのような感染対策はしっかり行なって、あとはあまり考え過ぎないようにする、みたいなイメージですか。

 感染対策は、チームで決めたガイドラインに沿って行動していました。でも、ただ家に閉じこもるだけではなくて、その行動がリスクを伴わないと自分で判断できるのならば、外に出て身体を動かすようにしていました。
 食事も、なるべく今食べたいものを食べる。たとえば、ちょっと油っぽいものを食べたいなと思えば、無理に我慢しないで、自分にご褒美をあげながら食べるといったことも必要かな、と思っていました。コロナ以前も、シーズン中は精神的にも肉体的にもきつくなることが多いので、食事はご褒美の意味も込めて、なるべく好きなものを食べるようにしていました。むしろ、シーズンに入る前の方が、いろいろと制限していましたね。
 今回のステイホームの時期には、こんにゃく麺を食べていました(笑)。
 ラーメンを食べたくなるときがあるんですけど、あまりラーメンばかり食べるのも……と考えて、麺をこんにゃくにすることを思いついたのです。これは、けっこう夕食にしていました。こんにゃく麺だと、麺とスープをセットで30キロカロリーくらいですから、これはいいかな、と(笑)。

※チームの公式SNS企画『グリロケ晩御飯』でこんにゃく麺を紹介しています


――練習ができない間、海外のラグビーを見ていましたか。

 ニュージーランドの「スーパーラグビー・アオテアロア」はよく見ていました。
 当時は、身体もまだフィットした状態ではなかったので、純粋に1人のラグビー好きとして楽しく見ていましたね。「こんな激しいスポーツ、自分にできるのかな」と思いながら(笑)。家にいる時間が長かったので、80分間プレーできるのかな、とか、そういうことを考えていました。
 今は、去年の12月に練習試合もできたし、開幕を迎える準備もできているので「ああ、ラグビーをしているな」という感覚が戻ってきました。いよいよ開幕、という感じですね。



――瀧澤選手が今季、特にフォーカスしているのはどういうことですか。

 自分の仕事であるスクラムやラインアウトをしっかりやろう、ということです。相手がどうのこうの、というより今は自分たちのやるべきことにフォーカスしています。対戦相手の特徴を分析するのは試合の直前になってからで、今はそれよりも自分たちのやるべきことを仕上げることが大切ですから。それにまず、チーム内の競争に勝ってメンバーに入ることが先決です。若手が伸びてきているのを、年々感じていますから。
 ステイホームの期間が明けてメンバーと会ったときは、最初は懐かしいと思いましたが、すぐに以前と同じような感覚になりました。ちょうどシーズンオフが明けて再会したような感じですね。だから、コロナ禍は初めての経験でしたけど、流れとしては、いつものシーズンとほとんど変わりませんでした。今も、開幕に向けていつものように集中しているところです。

――ありがとうございました!


 


 

■おまけ■ステイホームでの運動不足を解消するには

今は、家でできる運動を、テレビやインターネットなど、さまざまな媒体で紹介しています。そのなかからどういう運動をしようか迷う方もいらっしゃると思いますが、大切なのは「何をするか」ではなく、「やり抜くこと」だと思います。目に見える効果を求めて運動しようと決意したときに、同じ効果を得られるもっと楽な運動はないか、もっと効率的な運動があるのでは――と目移りしがちですが、結局問題になるのは、「やるか」「やらないか」でしょう。
ですから、自分が無理をしないでできることを長く続けるのが、最良の方法だと思います。キツいことを頑張って3日間やるよりも、楽に無理なくできることを1か月続ける方がいい。
これは、ステイホームの期間に、僕が自分に言い聞かせていたことでもあります(笑)。
 
(取材・文:永田洋光)

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vs 日野レッドドルフィンズ 日野レッドドルフィンズ

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ヤマハ発動機ジュビロ

NECグリーンロケッツ

ヤマハ

31 19 - 26 59
12 33
T G PG DG   T G PG DG
3 2 0 0 3 2 0 0
2 1 0 0 5 4 0 0
5 3 0 0 8 6 0 0

2021/03/06 12:00

東京・秩父宮ラグビー場

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