NECグリーンロケッツ~ New Face ! ~新人選手インタビュー

2009/08/18

廣澤 拓
ひろさわ たく
LO
内田 涼
うちだ りょう
SO
釜池 真道
かまいけ しんどう
CTB
土井 貴弘
どい たかひろ
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 お待たせいたしました!今シーズン、新たにグリーンロケッツに加わった新戦力を紹介いたします。 

── まず、自己紹介を兼ねて、ポジションとセールスポイント、それからNECグリーンロケッツを選んだ理由を聞かせてください。
廣澤 : LOの廣澤拓です。筑波大出身です。セールスポイントは身長(192センチ)と、ディフェンス。大学でも、ディフェンスを重視した泥臭いラグビーをやっていたので、スタイルが似ているNECを選びました。
内田 :帝京大から来たSOの内田涼です。僕は身体が小さいので(168センチ)、逆にそれを生かした、相手が嫌がる動きや、どんな小さなギャップも見逃さずに突 破するプレーを心がけたい。NECは、小さい頃にテレビで見て憧れたチームだし、会社見学やグラウンドを見て、こういう恵まれた環境でラグビーをやりたい と思って入りました。
釜池 : 釜池真道です。同志社大から来ました。ポジションはCTBです。セールスポイントはディフェンス。NECに入った理由は、自分のプレー・スタイルに合うと思ったからですね。
土井 : 明治大学から来た土井貴弘です。ポジションはPRで、セールスポイントはスクラムです。卒業したらトップリーグの強いチームでやろうと思っていたので、NECに入りました。


── どんなところに、大学と社会人のラグビーの違いを感じますか?
土井 :プレーの速さが全然違いますね。NECでは、PRでもボールを持ってよく走る。それにビックリしました。もっとボールを持って走れるようになろうと、今練 習している最中です。スクラムも、ヒット(スクラムを組んだ瞬間)の重さが全然違う。8人でまとまって組む意識も、学生とは違うし、相手チームも強いの で、今勉強しているところです。
釜池 :僕は、選手一人ひとりのモチベーションの高さにすごく驚きました。身体が資本なので、絶対にケガをしないように、みんなが練習の前も後もしっかり手入れを している。ウェイト・トレーニングも、一人ひとりが高い意識で取り組んでいるので、そこが大学と一番違う。勉強になるし、自分の意識も高くなる。すごくい い環境でやらせてもらっています。


── プレーの面ではどうですか?
釜池 : 入る前はすごく自信を持っていました。NECにはミスが多いというイメージがあって、何とか通用するんじゃないかと思っていたんですけど、まったく通用しなかった(笑)。
たとえばパスでも、僕ができるレベルのことはみんな完全にできていて、さらに高いレベルを目指しているから、ミスが起こる。それがよくわかりました。練習 中に自分ではまったく気づかなかった細かいところを指摘されるし、自信がだんだんなくなってきました(笑)。でも、おかげでプレーの幅が広がるし、まだま だ伸びる手応えがあるので、今はポジティブにとらえています。
内田 : 単純な身体の違いや技術の違いがとても印象深かった。トップリーグは全然違うと驚きました。大学時代は、「自分はこのぐらいのレベルだろう」と勝手に決めていたんですが、NECに入ってから、身体作りにしても技術にしても、もっと追求しないと……と思い直しましたね。
廣澤 :春は試合に出させてもらったんですが、セットの早さやコンタクトの強さが全然違いました。大学のときは仕事量に自信があったんですけど、コンタクトのダ メージで試合中にだんだん体力を奪われてしまう。そういう基礎体力の差に、大きなギャップを感じました。トップリーグは誤魔化しの効かないレベルなんだ な、と痛感しましたね。


── あえてNECを選んだのは自信があったからですか?
土井 : いや、「本当に社会人でやっていけるのかな?」みたいな感じでした(笑)。
廣澤 :自信がないのは同じですけど、とりあえずトップリーグでやりたかった。高いレベルの人しかいないところで挑戦したかったんです。「試合に出られないんじゃ ないか」とも考えましたけど(笑)、そういう人たちといっしょに練習できる方が自分のプラスになるし、試合に出られればさらに力がつく。そんな気持ちが強 かったですね。
釜池 : トップリーグには日本のトップレベルが集まっているので、試合に出たいというより、高いレベルに挑戦したい気持ちの方が強かったですね。
内田 : 僕は、同じポジションに松尾健さんや安藤栄次さんのようなすごい選手がいるので、いっしょに練習していろいろ教えてもらうことで自分が成長できると思うし、そこで頑張ることでしか結果が出ないと思います。とにかくトップリーグで通用する力を身につけたいですね。


── 練習は、学生時代よりも厳しいですか?
土井 : NECは短時間だけどものすごく中身が濃い。順番もすぐ回ってくるので、最初は楽だろうと思っていた90分の練習が、しんどいですね。
釜池 :同志社は練習がムチャクチャしんどかったんで、しんどさという点では大学の方が上かもしれません。でも、NECの練習は、内容が濃いし、質が高い。今はと ても充実しています。それに、練習時間が短い分、自分の身体の手入れやウェイト・トレーニングに時間をたっぷりかけられる。ただ、仕事をしてからラグビー をするのはシンドイですね(笑)。
内田 : 僕は大学のときに、コーチからいろいろ言われて気に病むところがあったんですけど、今はさらに高いレベルを求められる。だから、コーチに言われる前に、自分で自分の技術のなさを気に病んでます。メンタル的にちょっとシンドイですね。
廣澤 : やっぱり今から思うと、大学の練習はダラダラしていたのかもしれませんね。NECの練習は、本当に気が抜けません。ボールを触る時間が大学より少なくなった分、もっと個人でやらないといけないんですけど、それもなかなかしんどくて、できていないですね。


── 仕事をしながらラグビーをする生活はどうですか?
土井 : まだ、周りの人のために・・・というレベルまでは、正直言って到達していません(笑)。シーズンに入ったら、会社を背負って・・・という意識が出てくるのかもしれませんけど。
釜池 : 僕は研修期間が、ホンマに人生で一番しんどかった(笑)。朝6時に起きて満員電車に乗って田町まで行って、また帰ってきて練習するんですから・・・。あんな満員電車に乗ったのは、ほとんど初めての経験でした。
内田 : 仕事はまだ一年目なのでいろいろ教えてもらえるところがあるんですけど、ラグビーは小さい頃からやっているので、教えてもらうばかりじゃダメだと思っています。自分なりに経験を生かして考えないといけないし、そういう点ではラグビーの方に気を遣いますね。
廣澤 : 僕は、どっちもきつい(笑)。でも、同じ部署にラグビー部の先輩も多いし、応援してくれる人もたくさんいるので、その分、仕事も頑張らないといけないなと思います。


── 最後に、初めてのシーズンに向けての決意を聞かせてください。
土井 :NECはスクラムで圧倒することを目標に練習している。ラグビーはスクラムから安定したボールを出すところから始まるので、スクラムの技術を磨こうと思っ ています。スクラム以外のフィールド・プレーも積極的にこなせるように、フィットネスも上げないといけないでしょうね。
釜池 :僕は、会社の人たちや家族、それに今まで出会った人たちのためにも頑張りたい。特に、高校や大学でいっしょにラグビーをやった仲間で、トップリーグの場に 立てない人たちがたくさんいる。そういう仲間から「試合に出たら見に行くぞ」とか「応援してるからな」と声をかけられたら、やっぱり公式戦に出たい気持ち が強くなる。そのためには、CTBのポジションでボールに触る回数を増やしたり、試合中に求められる仕事をこなしていかないといけない。春先から走り込ん できたので、そういう積み重ねをアピールしていきたいですね。
内田 :自分の課題はゲームメイクとディフェンスなので、トップリーグの高いレベルのなかでプレーできるように、しっかり克服して、シーズンまでに、その部分を整 えたい。あとは、この小さな身体を逆手にとって、細かいスペースをついたり、攻撃的なラグビーを見せたい。自分のそういうスタイルが買われたから、NEC に入ることができたと思うので、より磨きをかけたいですね。
廣澤 : LOの先輩たちは、みんな熱くてアグレッシブで、僕もそういう気持ちはあるけど、まだまだ足りない。だから、そういう部分を伸ばしたいですね。LOがFLぐらい動けるとチームにとってもプラスになるし、そのなかで求められる精度と激しさを、高めていきたいですね。

── ありがとうございました。      

(取材:永田 洋光)

  

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