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2020/05/11

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■NECグリーンロケッツ新人選手座談会■「ラグビーができない時間を、レベルアップのための準備期間にしたい!」



新型コロナウィルス感染拡大の影響でジャパンラグビートップリーグ2020がシーズン途中で中止となり、今春グリーンロケッツに入団した選手たちは、試合をする機会を奪われたまま、今は個人でできるトレーニングを中心に、地道にレベルアップを図っている。
そんな日々に、新人選手たちはどんなことを考えて自分をトレーニングに駆り立てているのか。
緊急事態宣言が発せられる前にクラブハウスに集まってもらい、「3密」を避けるために窓を開けて換気した部屋で、お互いの間隔を2メートル以上空けた状態で、熱く語ってもらった。
 
選手名 ポジション 身長/体重 出身
新井望友
(あらい・みゆ)
HO 171cm/92kg 東海大学
山極大貴
(やまぎわ・だいき)
LO 198cm/113kg 専修大学
本山 尊
(もとやま・たける)
LO 191cm/107kg 帝京大学
アセリ・マシヴォウ LO 189cm/108kg 拓殖大学
杉本悠馬
(すぎもと・ゆうま)
WTB 178cm/86kg 日本大学
 

――自己紹介を兼ねて、みなさんのポジションと、それぞれの強みやアピールしたいポイントを教えてください。

新井望友(以下新井=東海大学出身) ポジションはHOです。
 アピールしたいポイントは、ディフェンスです。決して目立つようなプレーをするタイプではないので、地道にディフェンスやサポートを心がけたいと思っています。ボールを持ったときに、確実に1メール、2メートルの距離を稼ぐようなプレーですね。

山極大貴(以下山極=専修大学出身) ポジションはLOです。
 身長(198センチ)を活かして、ラインアウトで活躍したいと思っています。特に、ラインアウトのモールからしっかりトライを取れる選手になりたいですね。
実は、選手登録をするときに身長200センチと記載すれば、ファンのみなさんも「おおっ!」と驚いて注目してくれるかもしれないと、ちょっと考えたのですが、迷った末に、正直に198センチにしました(笑)。
 グリーンロケッツは、新型コロナウィルス感染拡大で中断するまでラインアウト獲得率がトップリーグ全体の4位でしたが、モールからのアタックもディフェンスも弱いということで、ラインアウトモールにフォーカスして練習していました。僕も、入社前から練習に参加していましたが、そういうなかで活躍できるような選手になりたいと思いました。

本山 尊(以下本山=帝京大学出身) 同じくポジションはLOです。
 僕は、LOとしてスクラムやラインアウトを引っ張っていけるような選手になりたいですね。学生時代は、身長が191センチで大きい方でしたが、トップリーグでは外国人選手も含めて周りの選手が大きいので、泥臭く、謙虚にプレーしていきたい。
 キャプテンの亀井(亮依)さんは、僕が大学1年生のときの4年生で、いっしょに過ごしたのは1年間だけでしたが、本当に尊敬できる先輩でした。プレースタイルも、ああいうふうに泥臭く、愚直にできれば、と考えています。他にも帝京大出身の先輩がいて、みなさん尊敬できる方なので、ついていきたいと思ったのも、NECを志望した動機でした。

杉本悠馬(以下杉本=日本大学出身) ポジションはWTB/FBです。
 大学生のときは、スピードでトライを取りきることができましたが、トップリーグのレベルではそこまでスピードがあるとは思えないので、トライをとる起点になるようなプレーができれば、と今は考えています。
具体的には、ハイボールのキャッチや、ラインブレイクすることを心がけています。
50メートル走のタイムはしばらく測っていないのですが、だいたい6秒1とか6秒2でした。でも、先輩たちといっしょに練習した印象では、足の速さだけでは勝負できないと実感しました。だから、ボールを持つ前の間合いやポジショニングなどで、ラインブレイクできるようにスキルを磨きたい。あとは、体重を増やしたりトレーニングを見直したりすれば、もう少しスピードを上げられると思っています。特に、走り出してから10メートルを過ぎた辺りの加速力を上げたいですね。

アセリ・マシヴォウ(以下アセリ=拓殖大学出身) ポジションはFLで、普段は「ヴォウ」と呼ばれています。
 僕は、スペースを見つけてアタックを仕掛けること、特にワン・オン・ワンに自信を持っています。大学時代はずっとFLでしたが、グリーンロケッツでは僕のフィットネス・レベルがFLの水準に少し欠けるので、今はNO8として練習しながら、FLとしてもプレーできるようにフィットネスを上げています。グリーンロケッツのFLはみんなとても素晴らしくて、ポジション争いは厳しいですが、実際にゲームに出て活躍することでポジションをつかめるようになるのでは、と思っています。そのためには、チャンスを与えられたときにハードにプレーして、トレーニングもハードに積んで……と心がけています。
 今年のトップリーグの試合も見ましたが、みんながとても懸命にプレーしていたのが印象に残っています。結果は良くありませんでしたが、チームはみんなで築くものだから、決して1人や2人の力で変えられるものではありません。僕も含めて、1人ひとりが全力でプレーすることで、結果を出せるようになると思っています。
 

――新井選手は「望友」という珍しい名前ですが、何か由来があるのですか。

新井 両親に聞いたのですが、漢字の通りで、友だちがたくさんできるように、という思いが込められているそうです。僕自身、子どもの頃スイミングスクールに通っていたときに、名前で女の子と間違えられて「ちゃんづけ」で呼ばれたことがありました。呼ばれて、色の黒い僕が行くと「本当にキミ?」と何度か聞かれて、少し気に病んだことがありました(笑)。名前の由来を両親に聞いたのはその頃ですね。以来、自分の名前に対して、ありがたく思っています。


 

――HOというFWをまとめるポジションから見て、山極選手、本山選手、アセリ選手の3人をどう見ていますか。

新井 山極は、性格的に不器用なタイプですが、本当に真面目です。その点は本山も同じで、本山の方が真面目にやるときと、リラックスするときを上手く使い分けている部分はありますが、2人とも何事にも本気で取り組みます。ヴォウは、シャイなところがありますけど、やはり練習でボールを追うときは本気で追いかける。3人ともすごく真面目だと思っています。

アセリ 新井は真面目ですが、面白いところがあって、なぜか何かやっても怒られない(笑)。

本山 というより、周りの目を気にすることなく、我が道を行くタイプだよね。どこかに行こうかと誘っても、「いや、オレは行かない」というときがありますから(笑)。


 

――グリーンロケッツでラグビーをやろうと思った一番大きな理由はなんですか。

新井 チームの特色が「真面目さ」や「愚直さ」だというお話を聞いて、入ろうと思いました。僕自身、そういうチームでプレーしたい気持ちがありましたから。

山極 大学3年のときに一度練習に参加したのですが、そのときの雰囲気がとても良かった。優しく接してもらっただけではなくて、技術的に「もっとこうした方がいいよ」と指導していただいて楽しかったですし、そのとき、この人たちといっしょにラグビーをやりたいと思いました。

本山 僕はそれほどトップリーグでプレーすることは意識していなかったのですが、大学で憧れていた先輩たちがたくさんいたことが、入ろうと思ったきっかけでした。実際、余計な気遣いをすることなくトレーニングできる環境ですし、そういういい雰囲気がグリーンロケッツの魅力だと思います。

杉本 僕自身は、自分がトップリーグで通用するとは思っていませんでした。だから、最初はトップチャレンジやトップイーストのチームを持つ企業で、自分がやりたい職種の企業に入ろうかなと考えていましたが、せっかく声をかけていただいたので、自分が行けるところまで行ってみたい、とチャレンジする気持ちになりました。大学の4年間をラグビーに打ち込んできたのだから、トップリーグという高みに挑戦したい――そんな気持ちですね。

アセリ NECは、ラグビーに打ち込める環境が整っているし、選手の国籍に関係なく、チームのなかでとても良い人間関係が築けているのが魅力的でした。両親にも報告しましたが、僕の判断を尊重して喜んでくれました。今は、ジュニア(サナイラ・ワクァの愛称)やタクミ(松村拓海)と仲良くしていますよ。


 

――現在は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、試合はもちろん、チームとしての活動もなかなかできない状況です。そうしたなかで、みなさんは、何にフォーカスして毎日を過ごしていますか。

杉本 正直に言って、ラグビーの試合がなくなってしまったのが残念、という気持ちはあります。ただ、学生の頃からケガが多く、身体がかなりボロボロの状態でラグビーをやっていたので、今はしっかり身体を休めて回復することができる分、逆にラッキーだと思っています。
 緊急事態宣言が出る前に練習に参加したときも、自分の状態がもう1つで、これではまだまだ通じないと感じた部分がありました。だから、この期間を利用して、トップリーグで通用するように身体を大きくしようと思っています。自分に足りない部分を成長させるいい機会だと、とらえているのです。体重をあと2キロくらい増やして身体のサイズアップを図ったり、スピードアップや足りないスキルを練習することなど、まだまだやらなければならないことが多いので、試合がなくなったことを残念に思う気持ちは、あまりないですね。



本山 僕も、トレーニングにフォーカスして過ごそうと考えています。練習に参加したときには、コンタクトの部分でまだ通用しないと感じたので、1対1の局面で勝てるようにトレーニングでしっかり筋肉をつけたいですね。毎日1時間半くらいはトレーニングしていますが、少しずつ数値が上がってきているので、いずれはそれがコンタクトの部分に役立つと思っています。

山極 確かにゲームの機会がなくなって残念に思う気持ちはあります。試合に出たい気持ちもありましたが、でも、もっと身体を作ってから実戦を重ねたいというのが本当の気持ちに近いですね。僕は、トップリーグで活躍している選手や、チームの同じポジションの選手と比べてまだ体重が軽いので、やはりトレーニングで筋肉をつけて体重を増やそうと思っています。それから、自分のラグビー理解度がまだ低いと感じることが多々あって、その分、この間を利用して試合の映像をたくさん見ています。

新井 僕も、今の時間を準備期間ととらえています。フィジカル面もそうですが、HOは、ラインアウトやスクラムといったセットプレーの中心となるポジションなので、まず先輩たちと勝負できるような技術を身につけたい。それが、チームのために戦える選手になるために必要なことだと思います。だから今は、その準備期間だと位置づけています。そのために、ウェイトトレーニングだけではなくて、試合の映像を見て勉強したり、ラインアウトのスローイングの技術を磨く練習をしています。
 今は接触を避けるために先輩たちと実際にスクラムを組めないのが少し残念ですが、その分、1人で姿勢をとっている横でアドバイスをしてもらったり、意識するポイントをいろいろと言葉で教えてもらいながら、それを自分で考えながら消化しているところです。今は、できることをやっている感じですね。

アセリ 先行きがハッキリしないことにはとても戸惑っています。でも、ケガを回復させたり、身体の手入れをすることに時間をかけられる。僕の状態をベストにできるいいチャンスだと考えています。チームの戦略を学ぶいい機会でもありますし。
 ただ、いくらトレーニングを重ねても、実際に試合をする機会がないので、身体をフィットした状態に仕上げても、維持していくことが少し難しい。そういう意味では試合に出たい気持ちが強いのですが、現実的に試合がなくなってしまったので、今をいい意味の休息期間と、とらえています。コロナウィルスの感染が終息して試合ができるようになれば、そのときは心身ともにベストの状態に仕上げてチームに貢献したいですね。ポジションがFLでもNO8でも、厳しいディフェンスと激しいボールキャリーで、チームのみんなが前に出られるようにしたい。
 今は、そのためにきちんとトレーニングを積んで、いつでもプレーをできるようにコンディションを整えていこうと心がけています。

杉本 確かに試合に出る日のことを考えると、僕も、自分のプレーをアピールすることより、どうすればチームに貢献できるかに集中することになると思います。自分のプレーよりもチームが勝つことが一番大切なので、とにかく勝利に貢献したいですね。ただ、まだ試合に出られるレベルには達していないので、この期間を利用してレベルアップを図りたいです。

本山 僕は、試合に出る機会があれば、バチバチとタックルに入って、チームメイトや観客のみなさんが熱くなるようなプレーをしたいですね。特に、ボールが動いているフェイズプレーのなかで何度もタックルに行って、そのなかで相手を仰向けに倒すようなビッグタックルを決めたい。そうすれば、仲間もスタンドも、盛り上がりますから。

山極 僕もビッグタックルをしたい気持ちは本山と同じです。トップリーグには、日本代表に選ばれている選手や、世界のトッププレーヤーがいるので、そういう有名な選手にビッグタックルを決めてチームを盛り上げたい。特に、ヘル・ウヴェ選手やアマナキ・レレイ・マフィ選手のような日本代表の選手には、タックルを決めたいですね(笑)。



新井 僕は、HOとしてチームがいいアタックをできるようなボールを供給することにフォーカスしたいです。もちろん、タックルやブレイクダウンも意識したいですね。
 僕は、そんなにグラウンドで目立つような選手ではないので、地道に働いてチームに貢献したい。ラインアウトやスクラムといったセットプレーには細かい技術やチームでの約束事があって、自分がそのすべてを習得できるかどうかはちょっとわかりませんが、試合が再開される頃には、最低でもメンバーに絡むような戦力にはなっていたい。
 そこまで成長するのが、今、この期間の目標です。
 

――どうもありがとうございました!

 
 
(取材・文:永田洋光)
 

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NECグリーンロケッツ

リコー

12 0 - 12 26
12 14
T G PG DG   T G PG DG
0 0 0 0 2 1 0 0
2 1 0 0 2 2 0 0
2 1 0 0 4 3 0 0

2020/02/22 11:30

東京・秩父宮ラグビー場

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